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本当に軟骨の痛み?
膝の痛みと聞くと、
「年齢のせいかな…」
「体重のせいかも…」
「軟骨がすり減ってるからかな…」
と考える方が多いのではないでしょうか?
確かに、膝の軟骨がすり減ることも痛みの原因のひとつです。
でも、実は軟骨だけが原因ではないことも多いんです。
膝の軟骨は、大きく分けて
「軟骨表層」と「軟骨下骨(なんこつかこつ)」の2つに分かれます。
「軟骨表層」は血管や神経がないため、痛みを感じにくい部分です。
しかし、進行して「軟骨下骨」まで傷つくと、強い痛みが出ます。
この「軟骨下骨」には毛細血管が多く、傷つくと激しい痛みや出血が起こり、
歩くのが困難になるケースも多くなります。
この状態は、変形性膝関節症の末期の可能性があり、
場合によっては手術を検討する必要もあります。
でもご安心ください。
多くの方は、
まだ「軟骨下骨」にまで進行していない方がほとんどかと思います。
つまり、今から正しいケアをすれば、進行を防げる可能性が十分にあります!
ではなぜ、この軟骨がすり減るのか
それには、
筋力の衰えや
体重増加
骨粗相症など様々ですが
特に大きな要素となるのは、膝の伸びになります。
膝が伸びないことで、
軟骨のすり減りを進行させてしまっているケースは非常に多いんです。
膝がしっかり伸びると、どんな良いことがあるのでしょうか?
それは、膝の支える面積が増えることです。
こちらを見ていただくとわかるように、
膝がまっすぐに伸びていると、支える面積が広がり、
まわりの組織にかかる負担を減らすことができます。
逆に、膝が曲がったままだとどうなるでしょうか?
- 支える面積が少なくなり、
- 半月板、靭帯、腱などへの負担が増えてしまい、
- 痛みが強くなったり、
- 軟骨に余計な負荷がかかって、すり減りが進んでしまうのです。
その結果、変形性膝関節症が進行する原因になってしまうこともあります。
ですので、膝をしっかり伸ばせる状態を保つことがとても大切なんです。
「今はちゃんと伸びてるから大丈夫」と思っている方も、
将来の予防のために、ぜひこちらの映像を参考にしてみてくださいね。
https://youtu.be/qsE1JOYWoZM?si=xIQ00mQsIxbuEZeE